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神の子羊を華麗に刻んだ、中世フランスの黄金貨
本品は、フランス・ヴァロワ朝第4代国王シャルル6世(在位1380~1422年)の治世、1417年に発行されたアニュ・ドール(Agnel d'Or)金貨です。
アニュ(Agnel)とは古フランス語で「子羊」を意味します。そしてその名称は表面に描かれたキリストの象徴「神の子羊(Agnus Dei)」に由来します。
この子羊は、キリスト教において人々の罪を贖うイエス・キリストの犠牲と救済を象徴するものです。また、十字架に掲げられた旗は、死に打ち勝ったキリストの復活と勝利を表しています。
表面には、頭部に光輪を戴き、顔を後方へ振り向けた子羊の姿が描かれています。その傍らには、十字架と旗が高く掲げられています。
周囲にはラテン語で、
AGN DEI QVI TOLL PECAT MVDI MIS NOBIS
「神の子羊、世の罪を取り除きたもう主よ、われらを憐れみたまえ」
と刻まれています。
これは「Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, miserere nobis」という、キリスト教の典礼にも用いられる祈りの言葉を省略したものです。
裏面には、百合紋によって華麗に装飾された十字架が大きく描かれています。
百合紋(Fleur de Lis)は、フランス王権を象徴する伝統的な紋章です。十字架の中心には小さな薔薇飾りが置かれ、周囲にはゴシック建築を思わせる四葉形の装飾が施されています。
その周囲には、
XPC VINCIT・XPC REGNAT・XPC IMPERAT
「キリストは勝利し、キリストは統治し、キリストは支配する」
という銘文が刻まれています。
これは中世フランス王国の金貨に広く採用された言葉で、王権とキリスト教信仰との深い結び付きを象徴しています。
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神の子羊を華麗に刻んだ、中世フランスの黄金貨
本品は、フランス・ヴァロワ朝第4代国王シャルル6世(在位1380~1422年)の治世、1417年に発行されたアニュ・ドール(Agnel d'Or)金貨です。
アニュ(Agnel)とは古フランス語で「子羊」を意味します。そしてその名称は表面に描かれたキリストの象徴「神の子羊(Agnus Dei)」に由来します。
この子羊は、キリスト教において人々の罪を贖うイエス・キリストの犠牲と救済を象徴するものです。また、十字架に掲げられた旗は、死に打ち勝ったキリストの復活と勝利を表しています。
表面には、頭部に光輪を戴き、顔を後方へ振り向けた子羊の姿が描かれています。その傍らには、十字架と旗が高く掲げられています。
周囲にはラテン語で、
AGN DEI QVI TOLL PECAT MVDI MIS NOBIS
「神の子羊、世の罪を取り除きたもう主よ、われらを憐れみたまえ」
と刻まれています。
これは「Agnus Dei, qui tollis peccata mundi, miserere nobis」という、キリスト教の典礼にも用いられる祈りの言葉を省略したものです。
裏面には、百合紋によって華麗に装飾された十字架が大きく描かれています。
百合紋(Fleur de Lis)は、フランス王権を象徴する伝統的な紋章です。十字架の中心には小さな薔薇飾りが置かれ、周囲にはゴシック建築を思わせる四葉形の装飾が施されています。
その周囲には、
XPC VINCIT・XPC REGNAT・XPC IMPERAT
「キリストは勝利し、キリストは統治し、キリストは支配する」
という銘文が刻まれています。
これは中世フランス王国の金貨に広く採用された言葉で、王権とキリスト教信仰との深い結び付きを象徴しています。
本品は、中世からまるでタイムスリップしたかのように、PCGS社によって MS64 の高い評価を受けています。
中世の金貨は一枚ずつ手作業によって打刻されていたため、レリーフの不鮮明さや打刻の偏りが生じやすく、状態の良好なものを見つけることは容易ではありません。
本品では、子羊の顔立ちや毛並み、頭部の光輪、そして裏面の十字架や百合紋のモチーフまで確認することができ、悠久の歳月を経た金貨として魅力的な姿を留めています。
神の子羊「アニュス・デイ」に込められた祈り
表面に描かれているのは、キリスト教においてイエス・キリストの犠牲と救済を象徴する「神の子羊」(アニュス・デイ;Agnus Dei)です。
頭部に光輪を戴いた羊は、旗を掲げた十字架の前でふり返るような姿で表現されています。
本品が発行された1417年は、ヘンリー5世がノルマンディーの本格的な征服に乗り出した、まさにその年に当たります。
発行地のサン=ロー(Saint-Lô)は、フランス北西部ノルマンディー地方の都市であり、百年戦争において重要な軍事的・政治的舞台となった地域にもなっています。
当時のフランスは百年戦争の最中にあり、1415年のアジャンクールの戦いでは、ヘンリー5世率いるイングランド軍に大敗を喫します。
こうした激動の時代に、あえて平和と救済の象徴である「神の子羊」が金貨に刻まれていることは、中世社会における信仰の重要性を強く印象付けます。
中世フランス王国の宗教観と王権、百年戦争という歴史的背景、そしてゴシック美術の美しさが一枚に凝縮されたアニュ・ドール金貨。
「神の子羊」という普遍的な祈りの象徴を通じて、中世ヨーロッパの精神世界に触れることのできる、そんな価値ある一枚です。
下見も可能です。事前予約の上、当店サロンにてゆっくりとプライベートにご覧下さい。
とりあえずお手元に。
そして愛でながら。 運命の出会いに感動しながら。あとは物価上昇の自然な流れに任せて、時が価値を育むのを待ちましょう。
商品番号:1000954
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France Saint-Lô( Point creux sous la 18e lettre des légendes avers et revers.) 1417 Agnel D'Or gold Charles VI PCGS MS64