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「スイス射撃祭」について (2)
作成日 2019年10月03日(木曜)08:00
射撃大会(射撃祭)とは;
1842年から現在に至るまで、ヨーロッパ、とりわけスイスの各地で行われる夏の国民的恒例行事のことです。古くは15世紀の弓術競技を起源としているとも言われています。
(イメージ写真;ウィキペディアより)
スイスの歴史をたどると、そのひとつとして「傭兵」の歴史を見ることができます。
スイスは国土の地理的条件上農業が育ちにくく、国(当時は各州)は古くより自国民を兵士として訓練し、優秀な傭兵としてヨーロッパ各国へ送り込み、その報酬が国の収入の重要な部分を占めていました。傭兵の活躍はフランス革命など、歴史の表舞台にも現れました。
そのような軍事的歴史をひとつの背景として、スイスでは射撃は「国技」とされています。
(イメージ写真;ウィキペディアより)
少年から大人まで、銃というものが日常生活の中で特別でなく、兵役用の軍用銃を自宅で管理しているような国民は、ヨーロッパ諸国の中でもスイスだけでしょう。
射撃祭シーズン中は、女子高生が自動小銃を背に、自転車をこぎ、友達と笑いながら会場へ向かう姿も見られます。日本だったら、『セーラー服と機関銃』みたいになりますよね・・・(笑)
ちなみにバチカンでは現在でもスイス人衛兵が常駐するなど、昔の名残りを残しています。観光の際はぜひチェックしてみてください。
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