コインサロン
相場考察します。2019年発行ウナとライオンの5ポンドプルーフ銀貨
作成日 2020年9月20日(日曜)12:46
2019年発行 ウナとライオンの5ポンド銀貨について
コレクターの皆様コインにちは。辻でございます。
うだるような暑さは何処へやら 秋の訪れを感じる気候になって参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
2019年にイギリスで3000枚発行されたウナとライオン5ポンドプルーフ銀貨 。
世界で最も美しいコインと評される「ウナとライオン」
英国王立造幣局で主任彫金師として名高いウィリアム・ワイオンの代表的名作と言われる
「ウナとライオン」5ポンド金貨のデザインが180年歴史を経て精巧に再現されたものです。
すでにご存じの方ばかりと思いますが、このように説明されるともう付加価値が見えてくるようですよね。
当初5万円ほどの販売価格から、推移はジワジワと上がってきてはいたのですが、
2020年のオークションでは、PF70ULTRA CAMEOパーフェクト鑑定のロットが日本円で140万円以上と、
爆発的高額で落札されたことが非常に話題となりました。
おそらくはそれを引き金にいきなり値を上げた当該「ウナとライオン」銀貨ですが、
一つ重要なことをおさえておくと、
急激に駆け上がった価格は、急落することもまた然り、ということです。
ここで日経株価平均のチャートを見てみましょう。
モノの価値を示すグラフは必ず上がり下がりがあります。
短期的に見れば、モノの価値は上がり下がりを繰り返しますが、
中長期的に見れば緩やかな右肩上がりを示しています。
よく「アンティークコインは値が下がらず上がり続ける」という触書を見ますが、
私は実は少し違う考えです。
私はご来店いただくお客様各位に
「コインは上がり続ける」と一度も申したことがございません。
私は、グラフが示しているように、
「上がり続けるものは存在しないが、同時に下がり続けるものも存在しない」という原理原則を信じています。
コインで資産運用をしようと考えている方に言いたいのは、
急激に上がるものに関してはそれと同じだけの反作用もあることを覚えておいてほしいということです。
1980年代頃のバブル崩壊が歴史的に証明しています。
コインも上記のグラフのような相場感で推移する印象です。
ですから長期的な目で見ればコインは価値の上がる傾向ととらえることができます。
短期間で投資効果を上げようとお考えの方は、
上記上がり下がりグラフの喧々諤々となっているところで勝負しなければなりません。
そうなるともう考えが相場師、軽業師のようになり、非常に高度なテクニックが必要となってきます。
はっきり言ってギャンブルです。通常、個人での見極めとなると極めて困難です。少なくとも私は勝つ自信がありません。
コインは短期的ではなく長期的なお付き合いになるので、
資産保全としての利用を考えられている方などは
特にその価値の変動など著しい変化を見極めるのは至極困難と言えましょう。
お勧めは、信頼のおけるアドバイザーを自分の近くに置くこと、
換言すればプロであるコインディーラーにご相談を頂くということです。
ディーラーであれば長年コイン価値の変動を見てきており、熟知しております。
お客様の良きアドバイザーとして利用して頂くという関係が 最適なのではないかと感じております。
また コインは性質上長い長いお付き合いとなります。
気軽に相談できるディーラーが一人居ればお客様の心の支えにもきっとなることでしょう。
ぜひ10年以上好きでい続けられるコインとめぐり逢い、大事にしてください。
きっとコインはあなたの気持ちに応えてくれることでしょう。
そして、あなたのコイン購入にとってそういった頼れる存在が、
運命的出会いの場としてご愛顧いただけるところが、
弊社ルナコインであれば、これ以上の幸せはございません。
素敵なお客様とのご縁賜れますことを楽しみに致しております。